<東京6大学野球>◇第7週初日◇22日◇神宮

 明大が0-5からの大逆転で法大に先勝し、Aクラス確保へあと1勝とした。9回に敵失に乗じて同点に追いつくと、延長10回には1死三塁から阿部寿樹一塁手(3年=一関一)がスクイズを決めて勝ち越した。神宮初登板の関谷亮太投手(1年=日大三)らリリーフ陣の好投が逆転勝ちを導いた。

 明大はカウント2-1からのスクイズが勝負を決めた。10回1死三塁、阿部は低めのボールに座り込むようにしてバットに当てた。善波達也監督(47)は「3球目に空振りしたとき、打てそうな感じがしなかったので。よく決めてくれました」と話した。1点差の9回2死一、二塁では重盗を仕掛け、捕手の悪送球を呼んで追いついていた。「選手が勝手に行きました。アウトだと思ったら、ああいう点の入り方もあるんですね」と苦笑いだった。