早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)の大学ラストシーズンは、06年夏の日本一バッテリーが復活する。早大野球部講演会が22日、佐賀・唐津市で行われ、斎藤、大石達也投手(4年=福岡大大濠)、市丸大介捕手(3年=佐賀北)の3選手が参加した。今春まで正捕手だった杉山翔大捕手(2年=東総工)が外野にコンバートになり、21日のオール早慶戦は06年の日本一女房、白川英聖捕手(4年=早実)が正捕手番号「6」を付けた。

 2人は3年春の早慶戦で、1度バッテリーを組んだ。5-1と完投した試合だった。今春、白川は出場機会がなかったが、斎藤にとっては気心が知れた相手。応武篤良監督(52)は「白川と市丸が秋に向けて争っている」と期待する。オール早慶戦は日本一に輝いた06年夏の決勝と同じ8月21日に行われた。斎藤は白川と組んで、最終回を3連続三振で締めた。黄金タッグで挑む秋季リーグ戦(9月11日開幕)に向けて「早稲田のユニホームを着る最後のシーズン。一生懸命戦いたい」とV奪回を誓った。