桐生第一(群馬)は、終盤の反撃も及ばず初戦で姿を消した。

 滋賀学園-桐生第一戦でコリジョン(衝突)ルールが適用され、走塁妨害で得点が認められた。7回裏、桐生第一が2死二、三塁とした直後。高田が右前打して三塁走者が生還、二塁走者も本塁を狙った。このとき、捕手後藤が左足でブロックして突入を防いだ。堅田球審は捕手の走塁妨害だとして得点を認めた。後藤は「練習でもベースを空けろといわれています。無意識でやってしまいました」と振り返った。

 今季からプロ野球でも採用されるコリジョンルールは、高校野球が先行してきた。00年に当時の牧野会長名で通達を出し、本塁上の危険なプレーをさせないよう指導してきた。4年前の世界選手権では、大阪桐蔭・森友哉捕手(現西武)が米国選手に激突されるプレーもあり、さらに指導を徹底している。