桐蔭学園が4試合連続のコールド勝ちで8強に進出した。

 先発の背番号1小川隼平投手(3年)が7回を3安打無失点に抑えた。ヤクルト館山や西武十亀を参考にしている、大きな尻を、ゆったり滑らかに動かすダイナミックなサイドスロー。外角低めに集める投球で14個のゴロアウトを稼いだ。72球のうち変化球は1球だけ。直球で打たせて取る、狙い通りの投球ができたと満足そうだった。

 4番の航平とは双子の兄弟。兄・航平の2安打1打点もあって7回コールド勝ちに「これまで全部、コールドで、投手は楽をさせてもらっている。次からは投手が頑張りたい」と次戦以降を見据えた。