猛爆だ! 連覇を狙う酒田南が21安打と打ちまくって23点を奪い、5回コールド勝ちで4強入りした。

 4イニングの攻撃すべてが打者一巡し、先発全員安打。3回には5番・中西啓太郎内野手と、6番・佐藤敦樹捕手(ともに2年)が2者連続本塁打を、そろって左翼スタンドに放り込んだ。2回から強い雨が降り出し、グラウンドに水が浮く悪条件の中でも強打を発揮。鈴木剛監督(35)は「本当にいい集中力を持ってやってくれた」と褒めた。

 ドラフト候補の大砲、石垣雅海内野手(3年)が抜けたが、今夏のレギュラー2年生が5人残る。本塁打を含む4安打4打点の佐藤敦は「センバツを目指している」と目を輝かせた。

 24日の準決勝は2年連続の東北大会(10月14日~、山形)出場をかけて、夏の準決勝で敗れた鶴岡東と再戦する。