ア・リーグ優勝決定戦の第4戦が行われ、ヤンキース(東地区1位)がタイガース(中地区1位)に1-8で敗れ、4連敗での敗退が決まった。

 来季のイチロー外野手(38)はヤンキースに残留するのか、新天地を探すのか。18日(日本時間19日)の試合後、ヤ軍キャッシュマンGMは、契約問題について未定とする一方で「イチローは素晴らしい貢献だった」と高く評価。来季39歳の年齢についても「我々が見ているのは年齢ではない。いいかどうかだ」との考えを明かした。

 イチローの残留は、他の野手との交渉に左右される状況。FAとなる右翼スウィシャーが、年俸1025万ドル(約8億2000万円)からのアップを主張するとみられ、退団は確実。その一方で、ヤ軍側は本塁打偏向の攻撃にスピードをプラスしたい方針で、イチローの特徴にも当てはまる。

 また、ヤ軍を「僕が理想とする雰囲気」と言うイチローが、今季の年俸1800万ドル(約14億4000万円)から、500万ドル(約4億円)前後の格安条件を受け入れれば残留は可能。悲願の世界一を目指すことを最優先すれば、来季もピンストライプのユニホームを着る可能性は十分にありそうだ。【四竈衛】