力はスタンリッジ級だ! 阪神の新外国人マリオ・サンティアゴ投手(30=元ドジャース3A)が24日、来日後初めてのブルペン投球を行った。甲子園の室内練習場で50球を投げ込むと、受けた本田ブルペン捕手は「来日したてのスタンリッジ(現ソフトバンク)に負けない球が来ていた」と絶賛。サンティアゴ本人は「70~80%でいい感じで投げられた」と振り返った。

 早速、最速150キロを誇る「ハードシンカー」も解禁した。全球種を投じ、昨年受けた右肘手術の不安も感じさせない。「肩肘も調子がいいし(故障前より)足腰が強くなった気がします」。心配がけがの功名となれば、第5の助っ人としての期待がさらに膨らむ。

 今後もブルペン投球を継続的に行う予定。先発起用も視野に入る右腕に、久保2軍投手チーフコーチも「コントロールがいいし、クイックも問題ない。後はゲームだね」と実戦での姿を待ちわびていた。