広島が1回に打者一巡9安打の猛攻で、一気に10得点を奪った。

 1死一、二塁から新井の2点適時二塁打で先制し、広島打線に火が付いた。2死二塁から梵が適時二塁打で続くと、7番鈴木誠は左翼席へ2号2ラン。会沢が中前打で続き、巨人先発杉内をマウンドから引きずり降ろした。

 2番手笠原にも攻撃の手を緩めない。前田が四球で歩き、2死一、二塁。制球がばらつく右腕に対し、1番田中から4番新井まで4者連続適時打を放ち、1イニング2桁得点に到達。先発前田の試合では前回1回5得点。今回は2倍の援護点をプレゼントした。

 1イニング2本の適時打で4打点の新井は「点差はありましたが集中して打席に入りました」と話した。