球団史上初の開幕から7戦7勝を目指した日本ハム大谷翔平投手(20)が、7回にKOされたが今季初黒星は逃れた。

 2点ビハインドの8回に中田が同点15号2ランを左翼席へ運び、試合を振り出しに戻した。「7回が全てです。状態は良くも悪くもなかったです。野手のみなさんが点を取ってくれたんですけど、最後の最後で捕まってしまいました。本当に申し訳ないです」と猛省した。

 大谷は3点リードで迎えた7回2死満塁から代打吉村に2点中前適時打を浴びると、再び2死満塁から暴投で同点。さらに中村晃に勝ち越しの2点中前適時打を許して降板。6回2/3を5安打5失点で、球団新記録はならなかった。

 1回は簡単に2死を奪ったが3番柳田に左中間を破られる二塁打。4番内川には9球粘られたが、遊ゴロに打ち取りピンチを切り抜けた。最速は内川に対する4球目に158キロをマークした。

 2回は李大浩を二ゴロ、松田と明石は2者連続空振り三振で3者凡退。

 3回は味方の守備の乱れをカバーした。先頭の福田を二ゴロに仕留めたが、一塁手の中田が送球を落球する失策で無死一塁。高谷は三邪飛に抑え、今宮に犠打を決められて2死二塁とされたが、続く中村晃は捕邪飛に打ち取った。

 4回は1四球を与えたが無失点。5、6回は3者凡退と1安打投球が続いていたが、7回に4安打を集中され、自身の2暴投もあり、無念の降板となった。