ヤクルト先発の成瀬善久投手(29)が今季最多の132球で8回途中を4失点(自責2)に抑え、3月31日以来約2カ月ぶりの今季2勝目を挙げた。

 緩急をつけた投球で、日本ハム打線に7回まで三塁を踏ませない。8回に連打と味方の失策で4失点し、降板。完投は逃したが、無四球の丁寧な投球でチームの勝利を引き寄せた。

 「味方が点を取ってくれたので開き直って投げることができた。久々の勝利。うれしいというか、やっといい投球ができたなという気持ちです」と控えめに喜んだ。