日本ハムは29日、来季から事実上撤退する1軍の春季キャンプ地の沖縄・名護市関係者と会談した。この日の中日戦が名護にちなんだ試合のため札幌入りしており、話し合いの場を持った。日本ハムは来年のキャンプインからの一部期間を米アリゾナ州ピオリアに拠点を置くことを決定。その判断材料となった老朽化が著しい球場など、市側は施設の改善計画を説明した。

 新球場は17年着工で19年完成を目指しており、市側は20年の春季キャンプから再度、拠点とすることを希望するとの意向を伝えた。現状では設計図を作成することまでは決定しているが、その先は不透明。球団は新球場完成の際に、名護でキャンプを再開することを前提に意見調整する見込み。日本ハム竹田憲宗球団社長(59)は「ぜひ、戻りたい」と話し今後、動向に注目していく考えだ。