「7回の男」を再編する。阪神中西清起投手コーチ(53)は「7回に安藤という固定をせずに、松田、高宮、歳内を使う。特に歳内の調子がいいからな」と明かした。好調の4年目歳内、松田の若手右腕2人と左腕高宮を起用。本調子ではない37歳右腕安藤優也投手の負担を軽くするプランだ。

 2月のキャンプに右肩を痛め出遅れていた歳内だったが、14日に今季1軍に初昇格。23日広島戦では延長10回から7番手で登場し、2回2/3を0封。安定した投球を見せた。昨年も中継ぎでプロ初勝利を収めるなど、リリーフ適性を発揮している。夏場を前に、同い年の右腕松田にも期待がかかる。

 安藤はここまで18試合に登板し、防御率5・40。23日の一戦では、3-3同点の7回から登板。先頭から連打や暴投が重なり、一時勝ち越しを許した。直球が走らないため、変化球の精度が低くなってしまっている状態だ。負担の少ない場面での登板を重ね、復調を目指していく。