日本ハム大谷翔平投手(21)が、スタメン落ちの危機にひんしている。今日28日オリックス戦(ほっともっと神戸)は、右腕の金子が相手だが、ベンチスタートとなることが濃厚だ。栗山監督は「誰が出たら勝ちやすいかと数字は見ている、翔平も一緒。みんな競争している」と話した。DHには打率リーグ3位の近藤が入る見込み。登板間に余裕があるカードで、対右投手相手にスタメンを外れるのは珍しいケースだ。

 投手としてはすでに11勝を挙げている大谷だが、野手では苦境に立たされた。打席数が少なく、調整が難しい“ハンディ”はあるが、打率1割8分5厘、3本塁打、12打点と低迷。「(調子は)普通です。(意識しなきゃいけない部分は)特にないです」とマイペースを貫くが、同じ左打者の近藤が好調。前回登板から4日が経ち、次回登板予定の8月4日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)まで間隔があるにもかかわらず、代打待機することになる。

 とはいえ、ベンチに大谷が控えているのも、相手からすれば嫌なもの。勝負どころで巡ってくる出番で、結果を出す。