元巨人の篠塚和典氏(58=日刊スポーツ評論家)が28日、岩手・宮古の田老第一小学校などで野球教室を開いた。

 東日本大震災の翌年から毎年行っているもので、今年で4回目。元巨人の定岡正二氏(58)庄司智久氏(62)外園正氏(58)とともに、地元の小学生30人と中学生45人に約5時間ほど熱血指導を行った。

 参加した田老第一小学校6年の加倉海成君は「知らないことをたくさん教わって勉強になった」と笑顔。篠塚氏は「来るたびに復興が進んでいるという印象。子供たちがどれだけ成長しているかも楽しみ」と話した。世話人の1人である田老・常運寺の高橋英世(えいせい)住職(64)は「この中から早く、甲子園に出る子がでてほしい」と願っていた。