中日和田一浩外野手(43)が史上3人目の両リーグ1000安打を達成した。4回に2本目の安打を放ち、08年の中日移籍後1000安打に到達。西武時代に1032安打しており、大杉勝男、落合博満に続く快挙を達成した。2球団での1000安打は4人目。

 一塁塁上で花束を受け取り、ヘルメットを取って歓声に応えた。6月の通算2000安打に続く記録達成。「まさかここまで打てるとは。FAで36歳のときに中日に来て、8年間もプレーできたことがうれしい。セもパも同じ野球だけど、セはDHがない。しっかり走れないと、という気持ちが長くできていることにつながっているのかも」

 2歳上の谷繁兼任監督がハードに練習するのを目の当たりにして、40歳前後から意識も変わっていったという。同じく2球団で1000安打を打っている指揮官も「通算打率を見てもすごさが表れている。すごい打者です」と祝福した。【柏原誠】

 ▼和田が4回に大竹から右前打を放ち、中日移籍後の1000安打目を記録。和田は西武時代に1032安打しており、大杉、落合に次いで3人目のセ、パ両リーグで1000安打を達成した。また、2球団で1000安打は大杉(日本ハム1171本、ヤクルト1057本)金本(広島1179本、阪神1360本)谷繁(横浜1002本、中日1105本)に次いで4人目になる。