とんだ勘違いだった。

 ロッテ大嶺祐太投手(27)が11日、「マリーンズ・ベースボール・チャレンジ」の一環として千葉・泉谷小を訪れ、体育の授業で4年生に野球を直接指導した。

 パ・リーグでは貴重なバットを振る姿も披露し「すごく楽しかったです。子どもたちとふれあう機会もあまりないですし、元気をもらって自分も頑張ろうと思いました。これを機に、1人でも球場に足を運んでくれたらうれしい」と貴重な経験を喜んだ。

 …その一方で、内心ちょっとホッとしていた。小学校で授業をすると聞き、自分が授業を受ける側だと思いこんでいた。「昨日の夜からドキドキしてて…。算数だったらどうしようって心配してました(笑い)」。勉強はあまり得意でなかったと言い、「何の科目か分からなかったので予習もできなくて」とあたふた。事前に球団広報に「先生に『僕をあてないでください』って頼んどいてください」と根回し(?)する用心ぶりだった。

 無事“先生”として授業を終えると、その後は別クラスの児童に囲まれて給食の時間。中華丼、コーンシューマイなどボリュームのあるメニューに舌鼓を打ち「食べきれないかと思った。おなかいっぱいです」とリラックスしていた。