阪神藤浪晋太郎投手(21)が苦手打者への対策法を、明かした。ヤクルトを退団する見込みのデニング、広島丸、松山から打たれ続けた経験から、キーワードに好機を与えないことを挙げた。

 「相性はどうしようもないかなと思いつつ…。チャンスで回さないことが大事になる。そこを改善しようかなと思います」

 相性の悪さを受け止めながら、それ以外のところで確実に抑えるということ。今季は14勝をマークした若き右腕は自らの弱点を冷静に分析する。

 「広島の丸さん、松山さんにはよく打たれました。あと…、デニングにはよく打たれました。アウトローのベストボールを右中間、左中間に運ばれた。デニングが最高の打者ですね」。デニングには、7打数4安打の被打率5割7分1厘と打ち込まれた。丸には被打率3割8厘、松山には被打率5割8分3厘の数字を残された。クレバーな投球スタイルで、苦手打者の痛打を回避する。