阪神藤浪晋太郎投手(21)が例年通りに「実戦漬け」キャンプを送るビジョンを描いた。

 「ブルペンに入るより、実戦で投げた方が早く仕上がると思うので、どんどん実戦で投げたいという気持ちはあります」

 昨年もキャンプイン前の1月に「出来るだけ実戦はやりたい」と数多くの実戦登板を望んでいた。今回の2月キャンプは、金本監督の方針で宜野座にとどまっての紅白戦が多くなり、7試合前後の実戦が予定されている模様。

 「他の人との兼ね合いもありますし、なんとも言えないですけど」と話したが、実戦登板を重ねることでシーズンを戦う体を仕上げるつもりだ。

 昨季終盤に炎症を発症した右肩も、1月からスローイングを始めており順調な調整ぶりをみせる。この日も鳴尾浜での自主トレでキャッチボール。最長約45メートルの距離で20球。その後は投球間で7球。ラストは力感たっぷりに投げ締め、状態の良さをうかがわせた。【梶本長之】