オリックスの福良淳一監督(55)、田口壮2軍監督(46)や新人選手ら約40人が17日、ほっともっと神戸で正午から黙とうし、阪神大震災の犠牲者に哀悼の意を示した。

 オリックスは震災が発生した95年に「がんばろう神戸」を合言葉にリーグ優勝を果たした。当時の現役メンバーだった福良監督は神戸市内の自宅で被災。「忘れたらいけない日。あの年は野球ができるのか、本当にやっていいのかという思いがあった。応援してくれる人も野球どころじゃなかったと思うけど、ファンの声援が一番の力になった」と振り返る。田口2軍監督は「風化させてはいけない。これからも神戸と関わりを持って、震災のことを伝えていきたい」と話した。