プロ注目の151キロ右腕、創価大・池田隆英投手(3年=創価)が5回1安打1失点と順調な調整ぶりを見せた。

 3回先頭に死球を与えるも次打者を併殺打に仕留め、この回まで9人でピシャリ。4回1死から四球を出すと、続けてこの日唯一の安打を許し、後続の三ゴロの間に先制点を失った。

 今季3度目の先発で調子は上がってきているが、課題を見いだした。15個のアウトのうち、三振はゼロだった。「今日は空振りが少なくて、球数は少なくいけましたが、1点を取られそうな場面で空振り三振やゲッツーが取れるボールがあればよかった」と、ウイニングショットの必要性を実感。四球から失点したことを反省した。

 岸雅司監督(60)は「良くなってはきてるけど、リーグ戦で核となる投手になるには、相手より先に点をやっちゃいけない。配球から見直さないといけないかもしれないね」と注文をつけた。