阪神岩田稔投手(32)が初の自叙伝を発売する。3月25日発売でタイトルは「やらな、しゃーない! 1型糖尿病と不屈の左腕」(税別1300円、株式会社KADOKAWA発行)。

 大阪桐蔭高2年冬に1型糖尿病を発症した左腕の半生が赤裸々に描写されている。「本を出した方が1型糖尿病の認知活動につながると思って書かせてもらいました」。昨年、栃木県で1型糖尿病の男の子が亡くなった事件で、自称祈祷(きとう)師の男性が殺人の疑いで逮捕されたことが本を出すきっかけになったという。岩田に入る本の印税は全額、NPO法人日本IDDMネットワークの「1型糖尿病研究基金」へ寄付される予定。