前夜の試合で右股関節を痛めて途中交代した中田翔内野手(27)が「4番DH」でスタメン出場し、5回に適時打を放った。

 無死一、三塁の好機で初球を右前に運んだ。「いい当たりじゃなかったけど、いいところに落ちてくれたね。まあ、点が入ったのでよかったです」。2回には先頭打者として中前打を放って出塁し、一挙4得点を奪う起点となった。今季初の指名打者としての出場も、序盤から存在感を発揮した。

 中田は前日13日西武戦(札幌ドーム)の9回1死一塁の守備で、一ゴロを処理して二塁へ送球。併殺を狙い、一塁ベースへ戻った際に右足をベース上で滑らせて転倒。患部を痛めていた。

 試合前練習は別メニューで調整。アップには参加せず、ジョギングを行った後に打撃練習を行った。フリー打撃では柵越えも披露したが、福島チーフトレーナーは「走る分には少し影響があるかもしれない」と話していた。