敗戦会見に現れた金本監督は、鬼のように怒っていた。鳥谷に対して、今までにない激しい口調で叱責(しっせき)した。

 金本監督 フライが捕れんようじゃ野球にならん! 2試合連続! プロ野球じゃない! 恥ずかしい! あり得ない!

 1点リードを追いつかれた9回。なおも1死一塁の守り。遠藤が打ち上げた遊撃後方への飛球は、鳥谷のグラブからこぼれ落ちた。ピンチが広がり、勝ち越しの要因になった。顔を真っ赤にした監督はしばらく沈黙し、また厳しい口調で言った。

 金本監督 高校生に笑われるよ! フライで2試合連続落とすなんてあり得ない!

 15日のDeNA戦でも、内野への飛球をゴメスらがまさかのお見合い落球。その2点打が、痛恨ドローの引き金になったばかりだった。この日は8回にもゴメスが併殺コースの大島のゴロをはじく失策から、1点差に迫られていた。逃げ切りたかった9回、鳥谷までもがスキを見せた。

 金本監督 主力がミスしたらダメ。若い選手の積極的なミスはあれだけど。サイン違いがあったり。野球にならん! 使ってる俺が悪いんだけど、野球になりません!