阪神マルコス・マテオ投手(32)が緊急昇格することが12日、分かった。明日14日からのウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に同行予定だったが、急きょ取りやめ1軍に合流する。

 開幕から不動の守護神として活躍していたが、5月15日DeNA戦から登板5試合連続で失点。同28日に右肩関節炎と診断されると、即日2軍での再調整を命じられていた。

 前日11日のファーム交流試合の巨人戦で負傷後初登板すると、1回を1安打無失点。最速も153キロをマークし、再昇格にゴーサインが出た。

 マテオ不在の間、代役を担った藤川が10日の日本ハム戦で逆転サヨナラ弾を浴びるなど不安定だっただけに、復帰が望まれていた。8回を見込まれるドリスとの勝利の方程式づくりを期待される。代わって陽川尚将内野手(24)と横田慎太郎外野手(21)がそろって出場選手登録を抹消される。