ファイナルステージでも頼もしいラッキーボーイになりそうだ。ソフトバンク今宮健太内野手(25)が、8回に2戦連続となる2点適時打を放った。ロッテを打ち砕く貴重な一打に、心配された右肘痛を感じさせない守り。2戦フル出場での活躍で存在感を発揮した。

 24時間前と同じだった。また8回。また1死満塁だった。今宮のバットからまた2点打が生まれた。

 後がないロッテが投入した守護神西野のフォークをたたきつけると、大きく跳ねた打球が三塁手の頭上を越え、左前へ。前日8日の初戦は同点からの勝ち越し打。この日は1点差からリードを広げる貴重な2点適時打だ。

 「変化球が来るだろうなとは思っていた。本当にラッキーボーイみたいな感じ。短期決戦なんでそれが一番いいのかもしれない」

 右肘の遊離軟骨の痛みで9月26日ロッテ戦後のシーズン最後の4試合を欠場した。「気持ちで頑張ります」と言うように、まだ万全ではないが、1回のデスパイネの遊併殺での二塁送球、そのほか3つの遊ゴロでの一塁送球をさばいた。「痛くはないけれど、感覚的なものが違う。今の状態にあわせてやっている。無難にこなせてよかった」と、思うように投げられない中で、丁寧にアウトを重ねていった。

 6回にも左前打を放ち、ファーストステージ2試合で8打数4安打、打率5割、打点4。右肘の痛みは打撃の方が影響がある中で、シーズン以上の打撃成績をマークしている。

 今季日本ハム戦の打率は2割しか打っていないが、9月は3割4厘、CSは5割と上り調子。「また次のステージでは違って来るかもしれないが、いかに少ないチャンスで打てるか、いかにしっかりバットに当てるかですね」。今宮のラッキーボーイ状態が続けば、怪物大谷攻略にも大きなプラスになりそうだ。【石橋隆雄】