来年の契約を更新しない方針の中日ドリュー・ネイラー投手(30)が12日、中部国際空港から母国オーストラリアに出発した。

 NPB2年目の今季は前半に右肩痛を発症し戦列を離脱。患部の状態は「ひどい重症ではない。手術はしなくていい。肩を休めることで治る」と説明した。帰国後は約2週間を休養に当てる予定。「頭をリセットして、WBCについて考えたい。今は(肩が)100%ではないので確実ではないけど、治ればチーム(オーストラリア代表)に入るだろうと思う。まずは健康を取り戻したい」と来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を見据えた。

 オーストラリアは1次ラウンドで日本と同組。会場が東京ドームとアピールには絶好の場となる。ネイラーも「WBCでいいパフォーマンスをしたい」と意気込んだ。