ソフトバンク細川亨捕手(36)が24日、来季の構想から外れたことから、ホークスを退団し、他球団での現役続行を目指すことを明かした。球団からは21日に通達があり、バッテリーコーチ就任を打診されたが、現役続行への思いが強かった。

 「そういう(引退するという)気持ちはなかった。まだやれると思っていましたし、悩むことはなかった。ホークスで野球を続けたかったが、球団の意向なので仕方ない」

 練習が再開されたこの日は、ヤフオクドームを訪れ、球団スタッフやチームメートらにあいさつ。ロッカーを整理し、荷物をまとめた。

 細川は10年オフにFAで西武からソフトバンクに移籍。6年間でチームを3度、日本一とリーグ優勝へと導いた。「いいチームメートに恵まれた。勉強させてもらい、感謝している」。今後はFA権を行使するか、自由契約での他球団への移籍を目指す。