日本ハムがサヨナラで広島に3連勝し、10年ぶりの日本一に王手をかけた。同点の9回に広島守護神の中崎から、西川遥輝外野手(24)が満塁本塁打を放った。

 栗山英樹監督(55)は目に涙を浮かべながら「感動しました。(西川が)打った瞬間越えると思った。みんなの力が、みんなの思いが(西川)遥輝に乗り移っていたような感じがしたので、良かったです。どっちに転んでもおかしくないゲームが続いている。みんなで勝つんだという思いでひとつになっている。そういう選手の姿を見ているとうれしくなってくるし、勝てて良かった。北海道のみなさんのおかげです。ありがとうございます」と話した。

 29日からは再び敵地の広島に乗り込む。「これで少なくとも7戦まではいけるという権利は得たので、焦らず最後まで勝てるように頑張っていく」とファンに誓った。