広島菊池涼介内野手(26)が19日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約を更改した。今季の8500万円から6000万円増の1億4500万円でサインした。

 チームはこれで外国人選手を含め支配下登録全選手との契約を更改。日本人選手で最高年俸となった。

 菊池は今季主に2番で141試合に出場し、ビッグレッドマシンガン打線と呼ばれた強力打線の中でつなぎ役に徹した。打率3割1分5厘、13本塁打、58打点。リーグトップの23犠打を記録しながら、181安打で最多安打のタイトルを受賞した。守りでも驚異的な守備範囲の広さで歴代補殺記録で上位3位を独占する525補殺を記録するなど広島投手陣のピンチを何度も救った。

 攻守に活躍し、来季は日本人チーム最高年俸となった。金額は意識することなく「一番の評価と言われました。納得して(はんこを)押しました。チームリーダーとしてやっていかないといけない」と自覚を口にした。(金額はすべて推定)