こちらはタイトル取ってもダウンだ。15年にトリプルスリーを達成したソフトバンク柳田悠岐が、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改し、1000万円減の年俸2億6000万円でサインした。40本塁打、40盗塁の40-40を目指した今季は、打率3割6厘、18本塁打、23盗塁。9月に右手薬指を骨折してしまったことなどもあり、2年連続でのトリプルスリーのヤクルト山田とは対照的に成績を下げた。出塁率4割6分6厘で2年連続最高出塁率に輝いたが、ダウン更改となった。

 柳田は「もっと下がると思ってた。来年はめっちゃ打って、めっちゃもらいます」と挽回を誓った。球団からは「もう1度トリプルスリーを目指してほしい」と言われたといい「ファンの人たちはもっと期待されていると思うので、それを目指してもっと頑張りたい」と奮い立った。

 このオフは右肘の関節炎のリハビリに専念するが、早ければ来年1月にもスローイングを再開できる見通し。「順調にきているので、開幕から全開でいきたい。全試合出るのがレギュラー。全部の(タイトル)部門で上位にいけるような数字を残したい。本塁打、打点、盗塁はキャリアハイに」と貪欲だった。【福岡吉央】