オリックスに育成ドラフト5位指名された明大・中道勝士捕手(22)が、厚生労働省指定の難病である潰瘍性大腸炎によって、7日予定だった選手寮への入寮を取りやめた。

 中道は昨年12月中旬に「ちょっと調子が良くない」と周囲に体調不良を訴えた。同21日に兵庫・西宮市内の病院で検査し、26日に再び診察を受けて同病が発覚した。

 入院はせず、自宅で療養している。医師によると8週間の治療が必要とされ、2月の春季キャンプは不参加が決まった。長村球団本部長は「診断された以上、まずは治療を受けて体調を戻してほしい」と話した。現在は動きが制限された練習をしているという。

 潰瘍性大腸炎はオリックス安達が昨年1月に発症。約2週間入院してキャンプを全休した。4月中旬に1軍昇格も、体調を崩しながらプレーを続けた。安倍晋三首相も患い、07年に当時辞任の原因となった。