若鷹よ、松坂部屋へいらっしゃ~い! 春季キャンプB組スタートとなったソフトバンク松坂大輔投手(36)が30日、若手選手の自室への訪問を歓迎することを明かした。

 「今に限ったことではないですが、僕に答えられることなら何でも答えますし、普通に生活する中で聞きたいことがあれば、何でも気にせず聞いてくれれば」

 この日も必勝祈願でヤフオクドームからチームバスで筥崎宮に向かう際「隣いいですか?」と横に座ったドラフト2位古谷優人投手(17=江陵)から、プロ1年目のキャンプでの過ごし方やトレーニングについて質問攻めにあった。自身が西武に入団した当時を「体力よりも精神的な疲労のほうが大きかった」といい「分からないことは遠慮せず先輩に聞いたほうがいい」と、さっそく助言。午後には筑後でトレーニングを行い、キャンプインに備えた。

 B組宿舎は中堅、若手は相部屋だが、ベテランには個室が与えられている。「キッチンも冷蔵庫も和室もあるし、家の感覚で使える。結構過ごしやすいですよ」と歓迎モード。昨年までの2年間はA組宿舎だったため、B組の若手にとっては遠い存在だったが、今年は身近な兄貴分として、日米通算164勝を挙げた経験を後輩たちに存分に伝えていく。【福岡吉央】