今年の立命大野球部は“10枚看板”で挑みます。

 今季V奪回を目指す立命大が3日、京都市内の同校グラウンドで練習を行った。後藤昇監督(56)は、関西学生リーグ戦を2位で終えた昨秋について、「優勝出来るのをとりこぼしましたね」と振り返る。

 最終節を終えて関大と勝ち点4で並んだ。優勝決定のプレーオフにもつれ込んだが、ナイター3連戦翌日の試合では疲れも見え、8-3で敗れた。

 だが、その中で得たものもある。「秋は優勝を逃したけど経験させられた。投手力が上がったかな」。リーグ戦で投げさせることで経験値が上がり、新たに投手5人が台頭してきた。現在ドラフト候補の東克樹(3年=愛工大名電)、最速152キロ右腕の福島滉貴(1年=東福岡)をはじめとする“10枚看板”で、リーグ戦に向かう。さらに「新入生もすぐ投げられそうなのがいます」と“11枚看板”でリーグ戦に臨める可能性もある。

 後藤監督が掲げるのは「関西でダントツに強いチーム」。厚い選手層を持って、リーグ圧勝を目指す。