右膝関節炎のため別メニュー調整の阪神糸井嘉男外野手(35)が16日、今キャンプ初めてメイン球場で打撃練習を行った。初めてスパイクを履いて、本屋敷トレーナーのトスを51スイング。その後は外野に移動して約50メートルのキャッチボールを20分行った。

 背番号7の「初登場」に球場がざわめいたが、糸井本人は「さらしもんみたいで嫌やった。恥ずかしかった」と苦笑い。視線が集中して照れくさかったようだが、さすがの注目度だ。この日はその後も宜野座ドームに移動し福留、鳥谷らとフリー打撃を行うなど計290スイング。状態は日々、良くなっている。

 練習の合間にはテレビ取材のために訪れていた侍ジャパン打撃コーチの稲葉氏と談笑。「(日本ハム時代からの)先生。あいさつできて良かった」と喜んだ。付きっきりの本屋敷トレーナーは「(スパイクを履いたのは)確認です。まだ外で打つということはない」と慎重だった。