連覇と33年ぶりの日本一を目指す広島緒方孝市監督(48)はスタートダッシュをかける。「いいスタートを切る選手が数多く出れば、それがチームの勝敗につながってくる。開幕ダッシュ、開幕してからの流れをつかむ中で一番大事なところ。そこはうまく入っていきたい思いはある」と話した。

 選手も柔軟に起用する。キャンプ、オープン戦と競争をあおっただけに「シーズンが始まっても選手間の競争は続いていくものにしていかないといけない」。WBC組や、故障者もいるなかでの開幕。「1試合で見極めようとは思わないけどね。調整遅れは数多く打席に立たないといけないし。そこはこちらが見極めてやっていく。調子が悪ければ、ある程度のところで見切って休ませたりはもちろんする。ただ代わりになる選手がたくさんいるかと言えば、なかなかそこまでのレギュラーをつかみ取るまでの結果を残した選手はいないから」と話した。