神院大が大商大に勝利して勝ち点１を挙げ、優勝の可能性を残した。

　４回に先制を許すも、５回に２点を奪って逆転。先発の大熊崚雅投手（２年＝岡山理大付）が６安打１失点で完投した。

　伊与田健吾監督は「熊がよう頑張ってくれました。『絶対やったりますよ』と言ってくれていました」と満面の笑みを見せた。大熊も「『この１戦頑張れよ』と言われていた。いつも以上に気合を入れていました」と優勝へ望みをつなぐため、強い気持ちで臨んでいた。

　大熊は昨秋の大商大１回戦で先発し、初回に４点を奪われ敗れていた。「大商大に勝ちたい気持ちがあった。どこが優勝するか分からんぞ、というようにしたかった」と昨年のリベンジを果たした。

　次節は優勝を争う大経大と対戦する。神院大が優勝するには次節と最終節の龍谷大戦で４連勝することが最低条件。伊与田監督は「次の大経大も１戦１戦という気持ちで。粘りの神院大なので」と最後まで粘り強く優勝を目指す。