阪神が中日との接戦を制し、4連勝を飾った。8回に途中出場の高山が決勝のタイムリー二塁打。7回途中から継投策に出て、中日の反撃をしのいだ。2位広島に2・5ゲーム差をつけ、貯金は「12」とした。試合後の金本知憲監督(49)の談話は以下の通り。

 -接戦を制した

 金本監督 今日は能見とピンチをしのいだ桑原とマテオ。この3人の投球で勝ったと思う。

 -能見が7回途中まで1失点

 金本監督 テンポもコントールもストレートの走りもよく、5、6年前の能見に戻ったのかな、と。一番いい時の能見を見ているようだった。

 -原口も1発

 金本監督 もともと彼の勝負強さを期待して出した。ランナーのいない時は長打、1発でいい仕事をしてくれた。

 -途中交代の高山が決勝打

 金本監督 ピッチャーに(打席が)回ってくるかなと。中谷を下げてまで、高山を出した。バルデスがそのまま来るのは分かっていたが、矢野コーチが「高山でいこう」ということなので、左対左でもいってくれた。矢野コーチのファインプレーですね。

 -5月は10勝2敗

 金本監督 いろんな勝ち方、逆転勝ちや接戦を取ったりしているが、選手が前を向いて、一丸になっている。負けている時でも、しっかり前を向いて戦おうとしているのが、一番。勝ち越しを決めたが、油断せず、明日、またがんばりたい。