中日が両チーム合わせて30安打の乱打戦を制した。一時は最大4点をリードされる展開。7回表に追いついたと思うと、直後の7回裏に勝ち越された。しかし、8回表に逆転。主砲ビシエドが1死満塁で走者一掃の二塁打を放った。4年ぶりにマツダスタジアムでのカード勝ち越し。森監督は「どっちかが悪ければ、どっちかがいいんだな。いつも一方的にやられているけど、今日は打つ方が頑張って、打ち合いで勝ってくれた」と話した。

 しかし、指揮官は投手陣には渋い表情。先発大野雄が崩れ、中継ぎで期待の岡田が今季初失点。4番手登板の新人鈴木博も白星こそついたが、2失点で7回の同点を許してしまった。「こっちが良ければ、もう1つが大変だな」と、交流戦へ頭を悩ます一幕もあった。