阪神は息詰まる接戦を制し、4カード連続勝ち越しを決めた。

 1点リードで迎えた8回表に同点とされるが、直後の8回裏に無死満塁の好機をつくると、金本知憲監督は代打大山を選択。これがズバリ的中し、中前適時打で決勝点をゲットした。

 今季代打打率5割1分4厘を誇る原口の前にあえて大山をチョイスした意図について、金本監督は「迷ったよね。定石では原口でしょうけど、原口は左の角度のあるボールにちょっと弱いんでね」と説明。勇気ある決断がはまり、3位巨人にゲーム差なしとした。