巨人が新守護神、山口俊投手(31)が5年ぶりのセーブを挙げて、2連勝した。

阪神先発青柳の攻略に苦しむ中、6回2死一、二塁のチャンスをつくり、能見交代へと追い込んだ。阿部が右前適時打で先制。7回は上原が同点打を許すも、2死一、三塁のピンチを受けた畠が福留を153キロ直球で見逃し三振。8回に立岡の中前適時打で勝ち越すと、9回は山口俊がマウンドに立った。

先頭の中谷に中前打を許し、1死二塁のピンチを迎えるもナバーロを150キロ直球で三振。最後は糸原を一ゴロに仕留めて、先発から配置転換後、初めてセーブを収めた。「セーブがついて良かったです。こういう展開で何とか勝てたので明日につながると思います」。1点差勝利も8月29日以来。高橋監督は「選手が死力を尽くしてくれたというか、精いっぱいにやってくれた。畠も山口もきっちり頑張ってくれたし、立岡が勝負強さを見せてくれた。いいヒットを打ってくれたと思う」と振り返った。