お隣さんバッテリー誕生!? オリックスのドラフト2位、亜大・頓宮(とんぐう)裕真内野手(21)が30日、東京・武蔵野市内で指名あいさつを受けた。大学日本代表の4番を務めた強肩強打の捕手だが、球団は右の長距離砲として高評価し、三塁で起用する構え。頓宮も「試合に出ないと意味がないです」と転向に向けて準備するつもりだが、実は受けたい投手がいた。

岡山・備前市の頓宮の実家とオリックス山本の実家はお隣さん同士。伊部小時代、山本の主な守備位置は捕手で、バッテリーは組めなかったが、キャッチボールはいつも一緒だった。頓宮は岡山理大付、2学年下の山本は都城(宮崎)と進路が分かれてからも仲良しは変わらず、ドラフト直後に山本から祝福の電話もあったという。「打って援護したい」と目を輝かせた頓宮。まずは三塁取りに挑むが「お隣さんバッテリー」が実現するかも…。

◆頓宮裕真(とんぐう・ゆうま)1996年(平8)11月17日、岡山・備前市生まれ。伊部小1年から軟式野球を始め、備前中では瀬戸内ボーイズに所属する。岡山理大付では1年夏からベンチ入りし、1年秋から正捕手で高校通算24本塁打。亜大では1年春からベンチ入り。181センチ、97キロ。右投げ右打ち。