日本ハム斎藤佑樹投手(30)が11日(日本時間12日)、米アリゾナ州スコッツデールで行われたチームの今季初対外試合(対韓国NC)で先発し、2回無安打無失点と結果を残した。

初回は三直、中飛、二ゴロで3者凡退。2回は二ゴロ、中飛、三ゴロで3者凡退。直球を中心とした投球で、予定された2イニングを完璧に抑えた。「結果として0点に抑えられた。その辺に関しては良かったと思います。内容としては納得いかなかった。力んだボールもあった」と自己評価した。

栗山監督は前日に“開幕投手”として斎藤を指名した意味、メッセージについて「何を期待するのかというのは僕が言葉にするものではないと思いますけど、大きな思いがそこにはあるとメッセージを送ったつもりなので。それを佑樹がどう受けて投げるのか。それをしっかり見たいと思います」と話していた。

斎藤も「期待より厳しさを感じました」と緊張感のある中で直球が高めに浮くこともあったが、球威で相手打線を押し切った。「真っすぐは基本的に思うよう投げられた」と上々のスタートに笑顔を見せていた。