日本ハム吉田輝星投手(18)がプロの洗礼を浴びた。プロ2度目の先発は、3回6安打5失点で降板となった。「今日はストレートが悪かったです。それに尽きます。ストレートが良くなかったので、変化球の割合も多くなりましたが、ストレートを打者に意識づけできていなかったために、ストレートも変化球も打たれてしまいました。チームの逆転勝利を信じてベンチから応援します」と球団を通じてコメントした。

中田の16号2ランで援護してもらった直後の初回は、無死満塁からビシエドに144キロ直球を右翼線ギリギリでフェンスに直撃する同点適時二塁打を浴びた。さらに高橋に勝ち越し犠飛も許して3失点。

2回は平田から147キロ直球で空振り三振を奪うなど3者凡退も、3回は1死一塁から高橋に141キロ直球を右中間へ運ばれて4点目を献上。阿部にも136キロの変化球を捉えられ、中前適時打を浴びた。

全60球のうち、直球は35球で約58%だった。プロ初登板初先発した12日広島戦では全84球のうち、直球は67球で約80%で、前回と比べて変化球(カーブ、スライダー、ツーシーム)の割合が増えた。最速は147キロだった。

木田投手チーフコーチは「苦しいピッチングだったけど、いい部分もあった。反省すべきところは反省して、次につなげてもらいたい」とコメントした。