阪神が後半戦に向けて逆襲ローテを組んだことが12日、分かった。練習再開となった甲子園の1軍練習に望月惇志投手(21)が合流。不調で2軍落ちしたメッセンジャーの代役として白羽の矢が立った。15日中日3連戦から再び始まるリーグ戦はガルシア、岩田の順番で先発マウンドに上がり、望月は17日の第3戦を託される見込みだ。

第6の男は4年目望月だった。練習を見守った矢野監督は「2軍からの推薦もあった。2軍でもずっと投げている投手やし。ずっと期待の高い投手なんで」とその理由を明かした。今季は4月4日巨人戦に2番手登板し、3回3失点。わずか1試合で出場選手登録を抹消された。ただ、2軍では課題の変化球を見直し投球内容も良化。先発ローテーションを守り5勝4敗、防御率2・43と結果を出していた。

キャッチボールや守備練習で汗を流した右腕は「週1回、先発をやらせてもらって課題を持ってやってきた。下でやってきたことを出せるようにしたい」と表情を引き締める。リーグ戦再開後2カード目となる19日からのヤクルト3連戦は西、高橋遥、青柳を投入する見込み。豊富な投手陣を軸に首位巨人を追走する。