ノムさん、みんな野球が大好きです…。野村克也氏が84歳で亡くなって1年がたった11日、球界では野村氏をしのぶ声が多数あがった。在りし日の思い出を語りながら、それぞれが前に進む。

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巨人原監督が思い出話を明かした。野村氏が阪神の監督を辞任した01年、そのシーズンを巨人のヘッドコーチとして戦った原監督から手紙を送った。「阪神を志半ばで辞任された時に、手紙を書いてね。『帰ってきてください』『まだまだ勉強したいことがたくさんあります』と」。

その後、達筆な筆で書かれた返事が届いた。手紙への感謝とともにメッセージが記されていた。「『君は自分にないものを持っている。それを伸ばしなさい』と」。

06年から4年間、楽天と巨人の監督として同じ時代にチームを率いた。「『いいよな、何もせんでも勝てるもんな』と言われました」と、懐かしそうにほほ笑んだ。「戦う上で攻撃的なものを感じさせる。野村さんは絶対に引かなかった」と名将の姿を思い返した。