<ソフトバンク1-2日本ハム>◇10日◇福岡ヤフードーム

 日本ハム森本稀哲外野手(29)が会心の小技で、死闘に決着をつけた。延長10回1死一、三塁で、守護神・馬原から決勝スクイズを決めた。重圧のかかる場面でのサインにも動じず、12球団屈指の2番打者らしい働き。梨田昌孝監督(57)が「点が取れる感じがしなかった」と決断したベンチワークに、見事に応えた。森本は「いつもの(犠打の)20倍くらい緊張した。とにかく前に転がすことだけ考えた」と冷や汗をかいたが、最後は満面の笑みだった。

 [2010年9月10日23時0分]ソーシャルブックマーク