東日本大震災で本拠地の仙台市が被災した楽天は22日、一時拠点とする神戸市の「ほっともっとフィールド神戸」で練習した。ケース打撃などで約3時間動き、星野監督は「ええ球場やな」とほっとした様子だった。

 この日仙台市のKスタ宮城では照明灯の補修など修復作業が始まった。田中は「早く帰って試合がしたい」と本拠地への思いを口にした。

 練習後の午後3時半からは岩隈、田中らが神戸市の神戸市営地下鉄三宮駅で募金活動をした。39万6903円を集め、嶋基宏選手会長は「1つでも多く活動したい」と支援の継続を約束した。

 阪神大震災時は高校生だったという神戸市の会社員石井祐司さん(33)は「倒壊した建物はたくさん見たが、津波は想像がつかない。震災を味わった神戸の人間として、節約して浮いたお金を寄付するのがいいと思う」と話した。