巨人前球団代表の清武英利氏(61)が巨人渡辺恒雄球団会長(85)を批判して解任された問題で、清武氏側と球団側が互いに名誉毀損(きそん)などで訴えている2件の訴訟の第1回口頭弁論が2日、東京地裁で行われた。清武氏自らが出廷し「思い付きで確定人事を覆す渡辺恒雄球団会長の『鶴の一声』を許すことができなかった。私はこの訴訟で球団は誰のものなのか、ということを粘り強く訴え続けていきたい」と、意見陳述した。2つの訴訟は併合され、今後は1つの手続きで審理されることも決まった。