<イースタン・リーグ:日本ハム1-8ロッテ>◇18日◇鎌ケ谷

 ロッテのドラフト1位、藤岡貴裕投手(22=東洋大)が日本ハム戦に先発し、5回3安打でソロ本塁打による1失点を喫したが、9奪三振と圧倒的な力を見せた。「直球は走っていた」の言葉通り、最速144キロながら低めに制球された。

 対外試合先発3戦目では初めて無四球と「課題は四球を出さないこと」もクリア。5回には大学の先輩でもある日本ハム大野に対して、甘く入った直球をレフトスタンドに運ばれた。「あのボールは悔いが残る」。それでも、その後の3人はギアを入れ直し、完璧に抑えた。「ソロを打たれたけど、その後を抑えれば味方も点を取ってくれる。気持ちを切り替えた」と振り返った。