ソフトバンク小久保裕紀内野手(40)が25日、腰痛のため出場選手登録を抹消された。通算2000安打まで残り1本としていたが、阪神1回戦前に福岡ヤフードームで秋山幸二監督(50)と話し合い、決断した。その後、自ら椎間板ヘルニアであると明かした。

 小久保は25日午前に福岡市内の病院でMRIによる検査。「世間的にいうヘルニア。腰痛を持ちながら4月の開幕からやってきて、今週火曜(22日広島戦)から痛みの種類が変わって、おかしいなと」と、従来の腰痛とは異質だとした。「(記録が)目の前に迫っていたので本当に今日の決断は迷いました。ただ出ても結果は残らないだろうと」。初めての症状で、インタビュー中も痛みで苦しそうな顔をつくった。

 再登録は6月4日から可能で、同5日巨人戦(福岡ヤフードーム)以降に2000安打達成は持ち越された。小久保は「ホークスの試合を観に来てくださったファンの中には、僕の2000安打を身近で見たいという方もいらっしゃったと思う。申し訳ない」と、ファンへの謝罪も繰り返した。